2017年

4月

27日

■ 『中国を仲裁裁判所に訴えよ』、新著(その2)

  中国がわが国にとって最も大事な国であることは言をまたない、この国と将来とも長く友好関係を続けなければならない。ただ現在の中国の対外政策をそのまま認めることでは決してない。中国は今政治、軍事、外交、近年では経済、金融までも通じて、徹底した世界覇権を目指している。南シナ海への侵出には国際的な批判が高まっており、フィリピンとの間の「国際仲裁裁判所」判決がその違法性を明確に示した。
  東シナ海問題も深刻で、このところ中国の蹂躙は目に余る。尖閣諸島はわが国固有の領土であるが、中国は殆ど連日、領海、接続水域に侵入しておりその常態化は今や覆うべくもない。いわゆる中間線を挟む豊富な油ガス資源への一方的開発は、明白に国際法に違法する行為であって、わが外交ルートでは、首脳会談も含めて厳重抗議を重ねてきたが、中国は止める気配がない。両国の間に綿密な合意がありながら、それが全く無視されてきた。これら国家主権を侵す行為は見過ごすことは出来ない。
  日本の中国への外交政...策は特に慎重に行われている。万が一にもリスクを冒すまいとする政治的配慮と、戦後の歴史認識議論につき必要以上の外交的遠慮につなげている。仮にも主権を侵され外交的遠慮や自己抑制につながるとしたら、それは日本の国際的評価を下げ、国民の自信や誇りを傷つける。言うべき事は徹底して主張すべきであって、ましてそれが国家の主権に関わるのであれば、当然に明確な意思表示をしなければならない。
  なぜ北朝鮮の「拉致問題」が全国民の大運動となっているか。被害者横田めぐみさんらは断固として取り戻さなければならない。彼女らへの人道上、人権上の配慮は貫徹すべきであると同時に 、拉致問題は北朝鮮による国家犯罪、日本の国家主権が犯されているから赦せない犯罪であって、国家主権が犯されることの重みは東シナ海での数々の違法行為に対しても同じく国民的怒りをぶつけなければならない。
  私は今回熟慮の上、また渾身の政治的勇気を奮って中国の違法行為を国際司法( 国際仲裁裁判所 International Arbitral Tribunal )に訴えよと提唱した。国と国は軋轢があれば先ず外交で折衝し、解決する。外交ルートで主張、警告すべきである。しかしある時は実力で解決する道もあろう、軍の衝突であれば、それは国防問題だから自衛隊が出る、そうでなければ警察権で解決する、ある時は武器、武力で解決するのもやむを得まい。それが主権というものである。現に韓国もマレーシアも、インドネシアも、アルゼンチンも、パラオ共和国まで中国の漁船や民間船を実際に銃撃し、撃沈させ自国の領海を守ったという歴史がある。わが国も同じことをやるべしと強い誘惑にもかられるが、それは平和主義に徹するわが国の能く取る方針ではない。結局我慢し黙認するという選択、数百億、数千億の海上保安庁や防衛省の予算を増やして防備態勢を強化することも大事、しかし本来主権に基づく日本の主張を徹底することこそ大切なことであって、しからば法に則った、国際法に則った方式こそが最後に残された平和的手段となると考える。
  そもそも今の日本が例えば国連海洋法条約上の当事者として中国の違法性を訴えうるか。訴訟とは双方の法律解釈論である。与えられた法制度、国連海洋法条約をどう解釈するかである。少なくともこの1年、自民党内で、外務省、法務省、法制局らと懸命な検討を進めてきた。米国のライクナー国際弁護士を含む多くの学識経験者の助言も受けた。「法理的には十分訴える価値がある」 との意見に落ち着いた。( ポール・ライクラー氏は米国人で、フィリピン-中国の南シナ海 仲裁裁判においてフィリピンを完勝に導いた国際弁護士である。)
「一体、勝てるのか」という質問を受ける。全力を尽くせば勝てる、いい加減にすれば負ける、と答えるしかない、あのフィリピンでも完勝したではないか。およそ訴訟とは勝つことを目指して死力を尽くすことなのだ。
  最後の質問、例え中国は判決が出ても守らないだろうから意味がない、と言う意見、そこで思考が止まる。ライクナー弁護士は「中国も判決には従う、仮に判決を無視したらそれは中国自身の自殺行為であって条約上の全ての権利、義務を失うことになる」と強い言葉で断言される。
  国際訴訟とは労力、コストと時間と大きな不安を伴うものであって、そもそもそのリスクを冒す価値があるのか。中国の反攻も考えられる、大きな外交リスクも出てこよう。しかし国際司法とは二国間の交渉、協議では埒の開かない利害関係を第三者、国際社会で裁くことであって、中立の裁判官、公開の法廷、さらには国際社会の良識と常識で両国の主張の是非を判断してもらう。わが国も当然その判決に従う。
更に欲を言えば、共産党一党独裁の政治体制の中、中国では「法治主義」ではなくむしろ「人治主義」に多く依っているといわれる。内政に関わるつもりは毛頭ないが、今回の訴訟提起で「法の支配」思想 が国内で広まることで中国が政治的、社会的にいささか近代化するための刺激になってくれることを期待する。

  今世界は北朝鮮の核、ミサイル開発につき、トランプ米大統領と金正恩氏との一挙手一投足に耳目が集中しており、またその政治ダイナミズの中では中国こそ北朝鮮を抑え得る切り札として、米国も日本も大いなる期待をしている。今、その中国を相手に事を構えるのは得策でない、と多くの人は問う。しかしこの瞬間も中国の資源開発ドリルはわが主権と国益を深海深いところで侵し続けている。世の中の目立つ動きが如何であれ、われわれは自ら立った基盤と国家を守り抜く行動を躊躇(ためら)う必要はない、さもなくば、事が起これば常に自らのを抑止するという悪しき習慣に戻ってしまう。

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2017年

4月

25日

■ 新著発刊、「法の支配を守れ、中国を国際仲裁裁判所に訴えよ」(その1)

  この度、『法の支配を守れ・・・』 を発刊しました。私は様々な政治分野で活動していますが、そのことを比較的筆まめにネットで公開しています。政治家としての考えを知ってもらうことで世の中に役立ちたいと思っています。政治家として選んで頂いているのですから黙っているわけにはいきません、世の中を正しい方向に進めて行くことに努力するのは当然の義務であります。今回は自身10冊目の出版になります 、基本的にはこの1年の言動をまとめたものに過ぎませんが、同時にその期間最も主張すべきこと、中国問題、韓国問題には心血を注ぎました。とりわけ中国の覇権的膨張主義には徹底した論陣を張っています。是非皆様に広く読んで頂ければ幸いです。...


主権と平和は「法の支配」で守れ
中国の違法開発を「国際仲裁裁判所」に訴えよ
定価1,400円(税別)出版しました。
是非、書店にてお求めください。

■東京 新宿 紀伊国屋書店 新宿本店 03-3354-0131
■福岡 ジュンク堂書店 福岡店    092-738-3322

その他ご連絡は、事務所まで 092-928-8061 , 03-3508-7197

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2017年

4月

24日

■ 「選挙区割り」決定

  懸案の衆議院選挙の改定区割りが決定し、私の福岡5区は福岡2区の福岡市南区から老司、弥永など一部地域を受け入れることになりました。私にとっては多少意外でしたが決まった以上は正面から取り組まなければなりません。人口は新規分約3万人を加えて合計54万人、県内では一番大きな選挙区となり、それだけ責任も重いということです。
  新規の地域では全く新しい活動が始まりますが、まず私の顔と名前を知ってもらうことが最初です。皆さま、どうぞよろしくお願い致します。ご友人のご紹介、地域の引き回しなど、また地元の会合などに呼んでいただくとありがたいと思います。

 

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2017年

4月

20日

■ 春の園遊会

  素晴らしいお天気の下、東京赤坂御苑にて春の園遊会が行われました。天皇皇后両陛下も大変麗しく、われわれに大変丁寧にご挨拶されました。私たちにこうした機会が得られるのも皆様のお陰だといつも感謝しております。
  庭内の雰囲気が少しでも伝わるでしょうか。

 

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2017年

4月

19日

■ 委員会審議 3時間

  担当の「消費者問題特別委員会」が行われた。議題は「国民生活センター法改正法案」。消費者に対する事業者の大掛かりな不祥事が絶えない。消費者への被害回復の手続き、とりわけ司法手続きによる解決は近年とみに充実してきたが、その司法手続きに掛かる必要経費の一部を独立行政法人「国民生活センター」に負担させることで消費者の安心、安全が一層図られる。
  委員長として法案の採決は、最後まで気が抜けません。

 

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2017年

4月

18日

■ 『負けてたまるか!!』・後援会長「久芳康紀氏」逝く

  久芳康紀(くば やすき)先生が亡くなった。私の生涯にとって最もお世話になったお一人であります。平成7年に私は福岡県に居を移し、程なく選挙一本の生活となった。爾来この20年、7回の選挙を戦い、お陰さまで6勝1敗、その全てで久芳先生には後援会長、役員を務めて頂いた。戦いだからいい時ばかりではない、ある選挙戦、初日の出陣式、重苦しい雰囲気の中で先生が壇上に立たれた。  「負けてたまるか!!」という裂帛の気合い、あの小柄の先生の何処から発せられたのか、大地を震わすような一喝だった。私はその瞬間に目が醒め、敗色の憂いが一気に勇気と自信に変わったことを昨日のように思い出す。
  長い間、お世話になり、落選の落魄の時はいつもいつも励まして下さった。
先生は地元の商工会、観光協会、自治会等々、もとより自民党地域支部の会長、役員を務められた。太宰府天満宮への崇敬の念厚く、また地方歴史家としても高く名前が知られていた。その性温厚篤実、いうまでもなく周りの信望を一身...に集めておられた。
  私は弔辞の最後に 「先生の一番弟子」と自らを思わず呼び上げたが、偽らぬ気持ちそのものでした。先生のご冥福をお祈り致します。

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2017年

4月

16日

■ 高市総務大臣と会談

  地元の「井本宗司大野城市長」が上京し、地方再生問題で議論もあったので「高市早苗総務大臣」と直接会う機会を持った。大臣は何度か福岡で公務をこなされたことがある。一度は私の選挙応援にも来てくれた。

 

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2017年

4月

15日

■ 男の涙、結婚式にて

  彼は友人として祝辞に立った。小学校、中学校と本当に仲が良かった、本当に楽しかった・・・。話が進んで遂に顔を伏して涙にくれた、新郎の晴れ姿、新婦を横においての彼の勇姿に感が極まった。「申し訳ない・・・」と謝っても、言葉にならない。そして新郎に歩み寄り、抱き合って二人で泣いた。会場からは割れるような拍手が。
  きっと子ども時代から、本当に信じ合い、頼り合い、大人になっては更に助け合い。
  新郎は私の事務所の杉田職員、親友は糸魚川( 新潟県 )で手広く魚屋を営む中村某君。中村君が主賓の私の所に見苦しくてと謝りに来た、私は「君らの美しい友情に感動した、杉田を厳しく鍛えてくれよ」、と激励した。...
  男の涙は、時に美しい。中村君は地元の糸魚川で消防団におり、昨年暮れの大火の際には大活躍をしたという。

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2017年

4月

13日

■ 麻生派の政策パーティー、大盛会

  自民党麻生派(45人)の政経パーティーが盛大に行われた。議員それぞれが後援組織を動員しており3000人超す集会となった。会長の麻生副総理から元気な演説もあり、続いての懇親会も久しぶりの人で楽しい出会いともなった。

 

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2017年

4月

11日

■ 東京都議会選挙、自民党決起大会

  東京都議会選挙が近付いている。東京都政も小池知事の登場で、一方で盛り上がり、一方で混乱している。民主主義の下では常に最後は選挙が決する。全ての候補は必死、懸命である。今日は都内で都議会選挙の決起大会、安倍総理も力強い応援演説をされた。熱気も凄かった。私も友人が多くいるので、応援に駆けつけたところ。( 6月23日 告示、7月2日投票 )

 

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