2018年

7月

18日

■ トランプ大統領と「ロシア疑惑」

  トランプ大統領が欧州訪問した後、ロシアのプーチン大統領と首脳会談したが、評判が良くない。友好のEU諸国とは安全保障、経済通商で仲違いが広がり、ロシアとは逆に親密さが際立った。しかしロシアとはいわゆる「ロシア疑惑」、一昨年の大統領選挙(トランプ当選)でロシアが選挙運動に加担したというもので、米国司法当局は本気でロシア側を狙っている。ウクライナ侵攻以来、米国ら欧米はロシアを経済制裁で責め続けている。
  さて首脳会談では、トランプ氏がロシア疑惑は無かったと言ってプーチン氏を喜ばせた。米露の外交関係は一気に良くなっただろうが、トランプ氏は帰国したところ、あまりに不評で驚いた。そこでロシア疑惑は「無い」と言ったけど、実はあれは「あった」と言うべきところ、「つい言い間違えた」と笑って誤魔化した。トランプ氏にしては珍しい、弁解するなんぞ。
  これを安倍さんがやったら、恐らくおおごと(大事)であった。その辺の失言と訳が違う、辞任とか不信任とか大政局になったろう。

  トランプ氏は何故こんなにも強いのか。米国の大統領は直接選挙の大統領制であって議会に依拠しないこと、行政や政府は全て大統領にのみ帰属しており、閣議不一致などは理屈上もあり得ない。全てその評価は大統領選挙か中間選挙でしか判断出来ない。尤もトランプ氏は余りにも異質ではあるが。

 

2018年

7月

16日

■ オウム真理教死刑執行。宗教者よ,立て。

  オウム真理教教祖 麻原彰晃らの死刑が執行された。あの「地下鉄サリン事件」も23年になる。麻原の本音を聞きたかったなどの論評もあるが、彼が話すはずもなかった。殺された遺族や被害者のことを考えれば、死刑執行はむしろ遅すぎたというのが私の率直な印象である。元外務省、作家の「佐藤優」氏が何時もながら卓見を述べる。彼自身、キリスト者を自認している(産経新聞 7月15日)。
  オウムが狂気の宗教であることは間違いないが、しかしおよそ宗教はその狂気性を常に持っている。キリスト教の改革者マルチン・ルターでさえ、大なる救済のためには小農民の殺人を正当化した。ヒトラーはルターを熱心に尊敬していたという。洋の東西、宗教戦争を持たない国は多分無い。信仰のために死ぬことを決意をした人は、他人の命を奪うことへの抵抗感を失う。「ナショナリズム」は近代以降の最大の宗教とも言えるが、祖国のために命を捧げることを決断した人は躊躇なく人の命を奪う。今の中東を思えば説明は要らない。
  ここで神学者や宗教学者は、宗教には狂気や危険が宿ることについて、人に伝えることに積極的でなければならない。日本では宗教について学校で学ぶ機会が少ない、いや意図的に避けている節がある。この混沌とした社会では教養や専門知識は学べても、心の空白を満たす環境が容易に得られない、その隙間にこそ、危険な宗教がつけこんでくる。「イスラム国」(IS)のように他者の命を奪うことを積極的に肯定する国際テロ組織も生まれ、それに意識と行動を惹かれる若者が続いた。
  ロシアには「宗教的(精神的)安全保障」という言葉があるそうだ。ソ連崩壊の混乱期にオウムを含む様々に危険な宗教が若者を捉えた。その教訓から中高生、大学生には広く宗教に関する教育を与えている。

  オウム事件は日本の犯罪史上特異な事件であった。宗教事件ではあったが、これは教育、社会、刑事、政治に余りに広い関わりを持って、今後講学的研究も進んでいくのだろう。少なくとも宗教者、宗教学者の役割は大きい、と私も考える。

 

2018年

7月

15日

■ 「西日本豪雨」災害,朝倉視察

  西日本豪雨災害も1週間経つ。死者200人越す大災害となった。広島、岡山、愛媛県を中心に特に深刻な災害状況がほぼ全日テレビ報道されているが、わが福岡県も決して例外でない。今日は自民党本部災害対策の役員今村、坂本2代議士が朝倉市秋月地区の災害現場視察に来られたので、私も現場と朝倉市役所に同道、今後の対策検討に加わった。昨年と同種の苦労に加えて、今年の全国的暑さはまた異常である。

 

2018年

7月

14日

■ 女子留学生の日本語弁論大会

  福岡市にて女子留学生の日本語弁論大会が行われた。私は直前に災害対策活動があったので、着替える暇もなく防災服のままで出席。日本の災害事情、彼女らが世界の平和と繁栄のためまた女性の地位向上のため先頭に立つべきこと、ついでにタイの少年が全員洞窟救出で頑張ったことが世界中の少年たちに励ましとなったことなどを挙げて、さらなる努力を期待しました。セクハラだのパワハラだの横行する時代、若い世代がしっかりと育っていることが頼母しい。

 

2018年

7月

13日

■ タイ人は偉い!タイ洞窟,13人完全救出

  最近のニュースで最も感激したもののひとつ。タイのサッカー少年が引率コーチとともに探険のつもりで洞窟に入った。大雨やら難しい迷路で遂に奥深くで行方不明。最初は絶望のような報道だったが、生存のニュースに世界中が沸き立った。ただここからが本当の苦しみと困難とが始まる。5キロ以上の奥地、しかも狭い通路で殆ど水の中という。(実は、私は洞窟内の状況がどうしてもイメージ出来ないのだが)ともかく極限の難所らしい。

  遂に13人全員が救出された。手に汗握る、文字通り死と直面する、超危険な作戦であった。国挙げての態勢と実は沖縄米軍の専門技術士も救出作戦の中枢を担った。
  洞窟内には結局18日間いたという。暗黒と完全密閉された空間、空腹や喉の渇きはもとより、肉体的、精神的苦痛にどう耐えたのか。少年たちは本当に頑張った。宗教(仏教)への信心も強さの理由だったか。そして引率のコーチこそおそらく特段に立派だった、少年たちを勇気づけ、諦めてはいけないと励まし続けた。
  そして遂にこの奇跡のニュースとなった。この少年たちは世界中の少年たちに明るい希望と生きる勇気を与えずにおかなかった。
  私はタイの国民に改めてその強さと同胞愛に心から敬意を表したい。またこの捜索準備段階に1人の隊員が事故死した。彼の献身的犠牲の上に13人の救出があったことを決して忘れてはならない。

 

2018年

7月

12日

■ ある子ども事件、私が関わったもの

  夫婦が不仲になり、別居となった。いずれ離婚となるが小学生の娘の親権と監護権を巡って民事訴訟となった。母親には過去、家庭内暴力があったとの理由で父親に監護権が下った(親権は共同)。娘は父親(A地)に全くなつかない、小学校にも馴染まない。ついに夜中に家出をして警察と児童相談所に世話になる。隣県の母親の所(B地)に電車で逃げて行く。父親はその都度母親の家に裁判所執行官を手配して娘を取り戻す。娘はB地の児童相談所にも母親と逃げ込むが、児童相談所は一時預かりはしても「娘を返せ」と主張が来ると、結局父親に受け渡す。
  娘は3ヶ月近く学校に通っていない。学籍簿がないためB地の小学校には行けない。文部科学省の通達には、如何なる理由でも、義務教育はその地で受けさせよとある。よって母親はB地教育委員会に娘の就学を申請した。教育委員会はA地教育委員会に相談したら、裁判所判決(父親の監護権)、さらにはA地児童相談所の意見で、学籍簿は渡せないと答える。文科省に問い合せると、法律的...問題だからと法務省に質問したがなかなか答えが返ってこない。それでも文科省は最後は学籍簿がなくても「極めて例外的に」就学を認めるとなった。
  今、娘は母親との生活で落ち着いている。元気に小学校に通っている。父と娘の面接交流、夫婦離婚問題など、民事上の手続きは続く。児童相談所について、A地でもB地でも自分の手を離れれば追っ掛けていかない。警察も教育委員会も追っ掛けない。県境を越えるとますます権限もなくなる。
  本来、子ども自身に父母どっちに行きたいか聞けば済むはずであったが。離婚や別居は所詮大人の問題、子供に罪はないのだが。

  私は、弁護士であり法律は分かる、元役人であって役所の行動も分かる。しかし私は、何よりも政治家であって、あの子どもの悲しみと涙こそが身を切るほどに分かる。夜空にひとり母親求めて街中を徘徊する子どもの…

2018年

7月

11日

■ トランプ大統領、本当に大丈夫か

  日本中が豪雨災害で最も大変な折りでも、国際的動きが止まるわけではない。米国ポンペオ国務長官は核問題で北朝鮮に渡り、ついで日本に立ち寄った。やっぱり北朝鮮は変わらない、不誠実だったと言わんばかり。あのシンガポールでの米朝首脳会談(6月12日)からひと月、「完全非核化(CVID)」など聞くことも無くなった。米国や日本がただ焦っているだけで北は何も動こうとしない。
  トランプ大統領がツイッターで書いた、「どうも北朝鮮の後ろには中国が付いているらしい、中国が米朝交渉を邪魔しているらしい・・・」。ちょっと待て、トランプさん、今更気が付いたなど驚ろかすでない、北朝鮮はいつも中国そのものであって。あの国連安保理の圧力、制裁行動の時も中国に頭を下げて協力をお願いした、協力などするはずはない、と誰でもすぐ分かるのに。
  故に日米韓三国は外相が集まって、経済制裁は完全非核化まで継続すると申し合わせた、あまりに当たり前のことで。

 

2018年

7月

09日

■ 大災害、「西日本豪雨」

  西日本一帯の豪雨災害が広がっている。豪雨による人的被害としては平成で最悪と報じられる。政府、自民党、さらには議会(災害対策特別委 )でも迅速な対応がとられている。
  自民党本部においても対策本部が設置され初回の会合が行われた。膨大な資料が作られ行政、自治体は概ね動いているが、判明する被害は時間を経るに大きくなっている。「激甚災害」の指定も速やかに行うとも報告された...。  (なお私も「北部九州」を踏まえて発言した。)

2018年

7月

08日

■ 西日本一帯、記録的豪雨、犠牲者100人を超しそう

  7月6日以降、福岡県を含む西日本一帯に記録的な豪雨が続いている。「これまで経験したことのない大雨」「極めて重大な危険」などと、気象庁そのものが終日、最高度の表現で災害の予測と防災、避難を呼び掛けている。
  わが福岡、わが地元もその中にあって、決して緊張を緩めることはない。僅か2日前、かの「九州北部豪雨 追悼式」が行われ、精神的にひと区切りついた瞬間であったが、福岡県内でもあちこち相当の被害、災害が発生している事態となった。ついては7日、 私は担当する 5市 2町1村を訪問、それぞれ市長ら責任者、災害対策部局を訪問し、事情説明を受け、また何でも協力をしたい旨言い置いた。いずれの自治体も緊張感をもって責任体制を整えてあることに敬意を表したい。...

  一方、大雨の被害は西日本全域に 広がっており、広島、岡山、岐阜、四国各県が特に酷そうだと時々刻々のテレビが伝える。死者、行方不明者も100人を越すとも報ずる。

天災はもちろん止めようはない、しかし被害を最小限に抑え、またその体験と学習は次に活かすことは出来る。また、最近の異常気象に対して、温暖化など地球規模研究を本気で急ぐ必要を感ずる。

2018年

7月

05日

■ 九州北部豪雨、追悼式

  7月5日、あの九州北部豪雨から1年経ちました。本当に辛い1年でした。大変な被害を受けました。傷跡は今もなお生々しく残っています。国、県、市町村挙げての応急対策は一段落しましたが、本格的な復旧、復興への工事、体制整備はむしろこれからです。
  今日は朝倉市(杷木)と東峰村においてしめやかに合同追悼式が行われ、私は朝倉市の追悼式に臨み追悼の辞を述べました。今日までのご苦労、これからの官民挙げての取り組みに及び、最後は朝倉高校の生徒たちが斉唱した「あさくら讃歌」を引いて、この故郷はしっかりと私たちで守り抜くこと誓いました。本当に悲しい1年でした。
  朝倉市で33人、東峰村で3人、行方不明者が2人が祀られています。