■ 韓国総領事との対話。北朝鮮兵の遺骨返還は。

  福岡市の韓国総領事館に伺い、歓迎を受け友好を深めた。孫鐘植(ソンジョンシク)総領事は日本への外交経験も長く、当然に日本通と見た。本格朝鮮料理にも酔い、お互い本音で懇談した。
  私は、北朝鮮問題についてまず持論を展開、曰く南北緊張緩和に文ジェイン大統領の果たした役割は極めて大きい。その後の米朝非核化交渉は上手く進まない。韓国が北と融和するのはいいことだが、北ペースで南北統一が進み、その背後に中国がいることを警戒する、北朝鮮は今や実質的に中国の傘下にいるのではないか。韓国は日米としっかり自由主義同盟を強化して欲しい。トランプ政権の安保、経済、貿易政策にはトランプ氏の独断もあり国際社会が困惑、混乱している。日本は北朝鮮に拉致問題で徹底的に追及する。中国の政治、軍事、経済、情報管理の膨張は止まるところなく、今や世界は米中の「新冷戦」の中にいる・・・

  孫総領事は、南北首脳会談で戦争は絶対起こさないとした。米朝間の非核化交渉はなかなか進むまい、北朝鮮の狙いは体制の保障を米国から確保すること、それまでは非核化(核放棄)は約束しない、核開発は技術的に概ね完成したと考えている。北朝鮮は余り中国が好きでないが、米朝交渉前に、米国が北朝鮮を強圧的に脅したので北朝鮮は中国に救いを求めた。その後は日本の経済支援で、日本との国交回復を非常に急ぎたがっている、 日本は拉致問題を強調し過ぎではないか・・・・

  私の問い。北朝鮮は外交交渉など何故約束を守らないのか。北朝鮮には親を大事にする、約束を守るなど(儒教などの)道徳律はないのか。(答え)あの国は金正恩の意思が全ての道徳律に優先するので、彼を説得することが必要。

  最後に、私は東京の「祐天寺」で日本の篤志家が納骨堂を建て、北朝鮮籍の元日本軍人の遺骨(431柱)を人道的に保管し慰霊していることを取り出した (6月22日記述)。この事実を北朝鮮に知らせることで、日本の拉致家族返還の切っ掛けにならないか、と提起し、総領事は努力すると約した。