■ トランプ大統領と金正恩委員長、一夜明け

  米朝首脳会談も一夜明け、論評は様々。大成功、よくやった、「ノーベル平和賞もの」との誇張もないわけでないが、手堅くいうと、厳しい声の方がどちらかと多いか。曰く、「完全非核化」の具体的行程を決めてない、北朝鮮の体制は保証し、制裁圧力も事実上解除、米韓軍事演習も取りやめるとのアドリブも、一体にトランプ氏は譲り過ぎでないかとの意見。非核化に掛かる費用負担は全て韓国と日本が持つ、との発言には両国とも腰を抜かしたに違いない。トランプ流、彼は颯爽とかの地を去って行った。

  されど、米朝が会ったという事実は歴史的にも地球的にも、非常に大きい、トランプ氏でなければ恐らくあり得なかった。あの徹底した制裁措置、他の誰にもなし得なかった。歴史にも外交にも「イフ」(If)はない。後は来たる現状を踏まえて、どう手を打つかだけである。「拉致問題」も形だけは提起したらしい、然し(極く当たり前のことだが) 結局自分でやれということを日本人に決意させた。

  くどいようだが、北朝鮮の背後には中国がいる、金正恩氏の往復飛行機には、当然のように五星紅旗(中国国旗)が貼ってあったことを忘れてはいけない。