■ 米朝首脳会談、6月12日。事後、「中国の脅威」を忘れるな。

  米朝首脳会談が当初の予定通り、6月12日にシンガポールで行なわれる模様。北が悪態を突いたり、米トランプ大統領が「中止」の発表をしたりと多少の曲折はあったが、両国には(特に北朝鮮にとっては)これ以外の選択は無かった。北が宥和に向けて本音を晒したのも初めてのこと、それだけトランプ大統領の圧力が強かったこと、日本も懸命に後押しをしたこと。北の完全非核化への動きは大いに評価してよい。
  北朝鮮にとって、中国は後ろ楯、ロシアは友邦、ひとり日本だけが蚊帳の外という論調がある。私は、それを否定しないが、なまじ焦ると将来の負担ばかりを押し付けられる、むしろ彼らが頭を下げて頼みに来るまで放っとくのも一案。拉致問題だけは執拗に要求し続ける。
  それ以上に、私は常に警告する、北朝鮮問題が落ち着けば、東アジアで中国が益々脅威となる、益々覇権主義的に行動する。東シナ海資源問題、尖閣諸島への侵入、「朝鮮戦争 終結、南北平和協定」の後には米軍基地が日本、韓国に残留することさえ根拠を失う…。中国こそが真の脅威ということを忘れてはいけない、「乱に居て治を忘れず」、「治に居て乱を忘れず」ということを私は吼えまくっている。( 北朝鮮と中国が絶対的疎遠だった時、日米が外交攻勢を掛けて中朝間に楔(くさび)を打ち込むべきであると言い続けた。今も口惜しく思い出す。)