■ 日米平和の象徴、テキサス州を訪問

  米国テキサス州フレデリックスバーグ(Fredericksburg)の「太平洋戦争博物館」を訪問した。太平洋戦争(第二次世界大戦)の歴史と武器やそれに関わる夥しい戦争遺産、遺跡の展示と解説を加えており、歴史的、学問的にもまた教育的にも質量ともに極めてレベルの高い博物館である。米国の「建国200年祭」(1976年)に当地出身のチェスター・ニミッツ太平洋司令官の事跡を顕彰して作られた。
  ニミッツ元帥は青年将校時分から東郷平八郎元帥を我が師の如く敬愛していた。それを知る関係者が博物館設立にあたって、日本の東郷元帥の関係者に支援と資金援助を依頼した結果、博物館敷地内に「日本庭園」が寄贈された。ここに日米両国間で、戦争の怨讐をのり超えて平和に向けての象徴ともなった。
  今回その日本庭園の大改修が行われたことを記念する式典が日米合同で行われた。前夜祭と式典、茶会や植樹祭など多彩の催事が行われた。私のほか、中山衆議院外務委員長、青山参議院議員、杉山駐米大使ら、さらに東郷元帥の玄孫たる保坂宗子さんも出席した。
  尚、日米の絆を今日にまで強化した影の立役者として、博物館館長 「ジョー・カヴァロー氏」と日本人学芸員「岸田芳郎氏」に特別感謝の意を表しておきたい。

「戦争博物館」(National Museum of the Pacific War)という、日本人には馴染みにくいネーミングであるが、その設立の意図と実像は極めて真面目で客観的、学問的にも素晴らしいもので、より多くの日本人が参観されることを 勧めしたい。