■ 「日本外交の敗北」か。中朝首脳会談(その3)

  少しくどいが、中朝首脳会談を先行されたのは、(私にとっては)非常に無念な思いであって、「日本外交の敗北」とまで書く週刊誌(「新潮」)を妙に説得的に感ずる。さらに外務省OBが「日朝首脳会談などに慌てるべきでない」(薮中元外務次官)と態々言うが、日本だけが金正恩委員長と会ってない日がくることを、暗に懸念しているかの口ぶりである。金正恩氏の対外活動は活発で、この時季に「東京オリンピックに出席する」とまでいうと、その言動はある意味計算し尽くされており、ただの暴君と舐めてはいけないことになる。対比して、米トランプ政権の人事など外交政策の混乱振りが一層気になるところで、早晩行われる日米首脳会談においては、拉致問題、通商問題などを含む安倍首相のトランプ大統領への同盟的助言と協力こそが重要となる。
  内政では、野党が相変わらず森友問題、新たに防衛省イラク情報問題などに血道をあげる。大事でないとは決して言わないが、内外国難の折り本当にそれでいいのか、が国民の抱く不安である。