■ 朝鮮南北会談ー平和への第一歩?

  韓国と北朝鮮が閣僚級会談を行った。表向き、冬季オリンピックへの参加問題が主題と言われているが、政治的、外交的にも大きな影響を残した。この会談は米国からすれば、北朝鮮を元気付け、折角の国際的制裁を緩ませるとして警戒していた。併せて強硬の米国と宥和の韓国とを競わせることは「米韓分断」という紛れなく北朝鮮の術中に嵌まることになる。米国と日本は事前にも事後にも、その危険性を韓国に厳しく伝え、会談の評価は当然に否定的なものになった。
  私はしかし、この南北会談は素直に評価してもいいと思う。閉ざされた北朝鮮を国際舞台に引っ張り出したことは、今後の平和的解決への環境造りともなる。軍交流も含めて、「誤解や偶発による戦争への危険性を極少化する」(グテーレス国連事務総長)という受け取りも参考にしておく必要がある。米国トランプ大統領との連帯と併せて、日本独自の思いがあってもいい。