■ 啞然とする、韓国、慰安婦「日韓合意」を否定

  韓国政府の検証委員会が慰安婦「日韓合意」を検討し直した。あの合意は政府の外交を専ら優先させ、元慰安婦ら国内の意向を十分聞かないまま決めたものであって無効、いずれは再交渉、破棄すべきものと結論づけた。
  2年前、2015年暮れに日韓合意は結ばれた。慰安婦問題という本来全くの虚偽、虚構から始まった問題に対し真面目に取り組むこと自体無意味であったが、安倍首相のお詫びまでとられ、10億円という血税まで約束した。ソウルの日本大使館前の慰安婦像を撤去した上で「最終的かつ不可逆的な解決」になるという明示的な約束まで含んでいたが、直後の自民党の全体会議では、なお私ひとりが、あの国は本当に守るのかと限りなく慎重、反対の演説を打ったものだ。
      結局、どうなったか。10億円は直ぐに払い込み、慰安婦像は撤去どころか釜山を始め新像をあちこちに建て、ユネスコへの記憶遺産など反日運動の急先鋒に立ち、遂には大統領が変わると前政権の約束は反故に...するとまで言い出す。国家同士で締結した合意を後でひっくり返すというのなら、国家の決断とはなんぞや。この国のやることに強い不信感とその統治能力を決定的に疑うことになる。

      日本政府は当然にこの韓国政府見解を強く否定し、ひたすら「合意」の確認と履行を訴える。このつまらない問題で、とりわけ北朝鮮の核ミサイル暴発危機の最中に、今さら両国間で外交問題を起こして何がプラスか、この常軌を逸した韓国に日本は改めて唖然としている。