■ 「中露は競争勢力」トランプ大統領の侵安保政策

  米国は安全保障政策の指針となる「国家安全保障戦略」を発表したが、中国とロシアを米国の国益や国際秩序変更に挑む「修正主義勢力」と断じ、強国間の競争が 戻ってきたと危機感を表明、国防予算拡大などを通じて、外交、軍事の強化を明記した。中国の南シナ海、ロシアのウクライナなどへの進出、侵略などを念頭におく。半面、日印豪3国との同盟関係の一層の強化を訴える。
  至極当たり前の方針であるが、トランプ大統領が就任して1年、とにかくこの大統領は落ち着かない、安定しない。北朝鮮の核ミサイル脅威に対する戦略は当然にしても、中露、とりわけ中国に過度に依存するなど、足元の定まらない姿勢が続く。中露こそ真の競争勢力という実相を知っていた、忘れていなかった、ことだけでも、今回の「戦略」は世界を安心させるものとなる。