■ 大相撲の危機

  大相撲は決定的危機にある。今、大相撲は九州場所で我が福岡県人にとってはとりわけ縁が深い。30以上の相撲部屋の宿舎が県内あちこちに散らばっている。横綱、大関など有名力士も結構身近な存在となった。私なぞ場所前にはいくつもの部屋の激励会に呼ばれて挨拶をし、また千秋楽の夜には打ち上げや祝勝会などをはしごする。だから余計に悔しい。
      横綱日馬富士の暴行事件は刑事問題にもなる。相撲協会内の内紛も絡んでいるとかで単なるスポーツ選手の不祥事ではなく国全体の社会問題になってきた。最終処理や処分までには相当の時間が掛かる。
      横綱白鵬が12日目(11月22日)全勝の後1敗したが、行司の判定を不服として露骨な抵抗姿勢を見せた。全ての国民はびっくりして、眉を顰めた。...

この2事件は、相撲協会のガヴァナンス(統治能力)が決定的に弱くなっていることを意味する。日本の大相撲は実は単なるスポーツ団体ではない。それは日本の古い文化と神代からの歴史を一身に体現した日本固有の「歴史=国体?」そのものとも言える、ただ勝つか負けるかだけのスポーツ競技なら、これほどまでの儀式や作法は要らない。

  その大相撲は今や、土俵の実力においてモンゴルに乗っ取られて久しい、もう10年を越える。今回の事件の当事者がモンゴルの最強の2横綱だったのは偶然ではない、むしろ彼らだから起こせた、相撲界を制しているから、平然と起こす。協会は厳しく律せない、厳しく処分出来ない。ただ遠慮して増長させている。個人の素養や倫理感とは別物でもある。要はモンゴル勢が日本の国体を舐めている、というだけのこと。
      結局は全て日本人力士が弱い、だらしないからである。協会が弱気になる。だからこれからも起こる。結局は日本人が強くなるしかない、もしくはもう外国人を入れさせないか。

たかが相撲、されど相撲である。