■ 「精神疾患には予防こそ最優先」、ストレスチェックの勧め

  「医療の未来を語る会」は私が代表を務めていますが、毎月議員会館で定例の勉強会を開いています。今日の本題は「精神疾患(メンタルヘルス)」です。わが国では産業界で今「ストレスチェック」(stress check)というものが広く行われるようになりました。社会構造が複雑多様化し企業組織も激しい競争や競合に晒される時、それを支える社員、従業員に精神的疾患が出ることが多くなりました。もとより健康保険や労働保険など国の医療制度は一応完備していますが、いわゆるうつ病に代表される精神疾患問題は顕著に増える傾向にあります。

  そのため厚労省は一定規模以上の企業には従業員へのストレスチェック(事前調査)を義務付け、精神疾患の発症や発病を事前に把握して予防し、早期に対応しようとしています。今日は精神病理の専門医師2人から分かりやすく病理の原因と対策、「予防こそ全てに優先する」という話を聞きました。この運動は国民的に広げる必要があると強く感じました。

  なお国会議員やおよそ議員にはうつ病などが少ない、打たれ強い精神的レジリエンス(強靱さ)を持っているといわれ、確かに周りを見てもこのことは自分の実感にも合うと妙に納得したところです。             (講師は香山リカ医師と川口佑医師)