■ 中国公船が福岡沖領海を侵犯、政府は厳しく抗議せよ。

  中国の公船(監視船)が福岡沖の領海を侵犯した。かつて無かったことである。福岡沖2海域をしかも数時間滞留した。日本は外交的には「抗議」とせず「関心表明」という手続きに留めたという。軍艦でも領海を通過することは「無害通行」なら許されることに配慮したらしい。しかし、そもそも中国の公船が何のために、日本は今九州豪雨災害の非常時にあり、その隙(すき)を狙ったともいえる。東シナ海では常態化する尖閣諸島、海洋資源への領海侵入を考えてもこの領海侵犯が意図的なもので「無害」なものであるはずはあるまい。まず偶然を装い外国の領地、領海に入りその国の反応を窺い、頻度をエスカレートさせ、遂には実効支配や政治策動を目指すというのが中国の歴史的な常套手段であって、「中国の意図が分からない」などと言っている場合ではない。
  私たちは今、災害対策や政権の支持低迷に直面しているが、内政がどうであれ、いやこういう時こそ、国際政治の非情さは露骨に出てくるものであって、この際政府は大使を呼んででも大抗議をしなければならない。