■ 人は何故、雨を祈るか。「戒壇院コンサート」(その2)

  コンサートの合間にご住職から心に浸むお話(仏話)を聴くことがありました。

  この日は素晴らしいお天気でした。人は皆晴れの日は喜ぶ、雨が降ると嫌な、困った顔をする。「晴れ男」と言われれば胸を張り、「彼は雨男」と呼ばれれば、つい肩身が狭くなる。...
  しかし、実は、古今の仏教典のどこを探しても、晴れの日を祈る経文は一つもないそうです。雨を祈る、「雨乞い」の経文は至る所に出てきます。晴れは放っといてもやって来る、雨は乞い祈らなければやって来ない。雨の日にこそ真実があり、困ったなと思う時こそ、実は本当の幸せがあるのです。だから人は昔から雨の降ることばかりを懸命に祈ってきたのです。