■ 北朝鮮を抑えよ(その1)

  北朝鮮の暴挙、核やミサイル開発に対する米国トランプ大統領の安全保障対策は評価する。さすがの金正恩もトランプの本気度を無視するわけにはいかなくなった、4月29日の中規模ミサイル実験(失敗)も意図的ではないかと思わせるほど、事態は政治的になってきた。米原子力空母カールビンソンの日本海滞留に象徴される軍事的睨み合いはしばらく続くことになる。
  わが国も最高度のアラート体勢を組みつつも、しかし過度に怖れるべきでない、米国が先制攻撃をしない限りは北が撃つことはない。きっかけが何であれ起こる被害の大きさは、( 100万人「火の海」は別として)お互い人的被害は想像を超えるものがあり、トランプでも金正恩でもそれを理解しないわけではない。偶発をこそ恐れるべき、結局米朝の政治的駆け引きが延々と続くことになる。
  わが国はしっかり米国の後方支援に徹すること、今こそ一昨年の「安保法制」の成立が安倍内閣の先見性として想起されるべきで、「米艦防護」( 米国の艦船を自衛隊が後方支援する)など...実はこの時のために作ったものといえる。
  今後とも世界は北朝鮮に振り回されるが、特効薬はない、この国を包囲して抑え込む粘り強い国際協力こそ何より大事となる。