■ 男の涙、結婚式にて

  彼は友人として祝辞に立った。小学校、中学校と本当に仲が良かった、本当に楽しかった・・・。話が進んで遂に顔を伏して涙にくれた、新郎の晴れ姿、新婦を横においての彼の勇姿に感が極まった。「申し訳ない・・・」と謝っても、言葉にならない。そして新郎に歩み寄り、抱き合って二人で泣いた。会場からは割れるような拍手が。
  きっと子ども時代から、本当に信じ合い、頼り合い、大人になっては更に助け合い。
  新郎は私の事務所の杉田職員、親友は糸魚川( 新潟県 )で手広く魚屋を営む中村某君。中村君が主賓の私の所に見苦しくてと謝りに来た、私は「君らの美しい友情に感動した、杉田を厳しく鍛えてくれよ」、と激励した。...
  男の涙は、時に美しい。中村君は地元の糸魚川で消防団におり、昨年暮れの大火の際には大活躍をしたという。