■ オバマ大統領、ロシアのサイバー攻撃を断罪

  アメリカの大統領選挙においてロシアがサイバー攻撃で関与し、結果トランプ氏勝利に決定的影響を与えた件につき、オバマ大統領がロシア外交官の追放など最高度の制裁措置を発表した。ロシアは事案を事実上認めている。すでに7月にはアメリカはロシアに注意を与え、9月にはオバマ氏がプーチン氏に直接抗議したにもかかわらず、11月の選挙投票まで止められなかった。「やる方( ロシア)も悪いがやられる方( アメリカ)はもっと悪い」というのがこの非情な国際政治での精確な表現であろうが、大統領選挙がかくも露骨に干渉されたことは「主権が侵害された」どころの騒ぎではあるまい。
  要は、ロシアのサイバーによってクリントンのメール問題が再燃し、FBIのコミー長官が再捜査すると発表し、それが圧倒的有利だったクリントンを落選させたのではという単純な因果関係である。全てが終わった今、もはや関心を示す人はいない、いるとすればオバマ氏と、当のクリントン氏と、あるいは不肖私くらいかもしれないが、歴史の事実として「記録または記憶」されていてもいい。オバマ氏の最後の形相が思い浮かぶ。