■ 韓国、広がる「核武装論」

  韓国では、世論調査で核武装「賛成派」が57%、「反対派」が31%となっており、野党攻勢で政府も神経質になり始めている。いうまでもない、北朝鮮の核開発も、すでに5回に及ぶ核実験、ミサイル開発と併せて実戦配備もあり得るという段階にきており、韓国国民が本気で心配し始めた。
  国連常任理事国、国際社会挙げての制裁も金正恩を抑えることは出来そうもない、然らば同じ核武装でしか身を守る道はない、という国民の真剣な危機感が伝わってくる。韓国政府はもちろん、軽々には動かない、米国の核の傘戦略を恃( たの)み、ミサイル防衛システム、あらゆる軍事協力で対応する、何より「朝鮮半島の非核化」(南北合意 、1991年)こそいまだ国是と守っている。
  我が国とて危機感は小さくない、いや北朝鮮の真のターゲットは( 同民族の韓国でなく)日本と米国だという識者もいる。徹底した防衛戦略と北朝鮮制裁の強化こそが必要である。韓国の国内動向にも目が離せない。