2016年

9月

20日

■ 民進党、共産党との<共闘>は

  民進党が新体制となった。蓮舫代表、野田佳彦幹事長ツートップでなかなか手強い。野田氏は首相として衆議院解散、大敗、多くの同志を落として野党転落の過去を持つ、それでも出色の人材であることに異論ない。
  民進党は野党第一党として、「何でも反対」から政策提案型へ移行し、政権獲得を目指そうとする。最大の課題は、選挙における共産党との協力、共闘である。今の民進党が単独で自民党に勝つことは不可能、他党との選挙協力は必然である。共産党と共闘することの功罪が最大の悩み、共産党との協力が前面に出てくれば、逃げる票も多くなる、およそ日本人は共産主義と肌が合わないから。一旦選挙協力をした後は議会対策、政策協力と進んでいく、これこそが民進党にとって深刻な選択となる、何故なら民進と共産は、天皇制から始まって憲法問題、対米外交、自衛隊問題、経済政策、消費税、TPP・・と悉く政策項目において立場を異にすること。それは遠き将来、なおマルクス主義に則る共産主義革命を目指すかどうかというイデオロギー対立に遡る。しかも...一旦政党間共闘にコミットした途端、社会民主主義、市民活動の域を出ない民進党は、組織的ドグマの徹底した共産党組織の前では「蟷螂の斧」、「風前の灯火」くらいの差がある。民進党の右派が共産党に一瞬の隙も与えてはならないと警戒する所以のもので、まず選挙で勝つことが先か、若しくはいずれは共産党に食い潰されるリスクを賭すのか、これが蓮舫、野田ツートップの最大の考えどき、共産党の本当の怖さを知っているかどうかの問題。8月の参議院選挙では民共選挙協力は成果を挙げたとされている、然らば次の衆議院選挙( 小選挙区 )でも期待を持つのはむしろ人情でもある。
  迎え撃つ自民党は当然に民共協力を「政策無き野合」、「共産党主導」などと喧伝し、その本質を国民に明らかにする、「怖いもの、甘い囁きと共産党」という標語も流行るであろう。政治とは権力闘争であり、全て選挙が決する、そこには権謀術数の限りが尽くされる。