2016年

7月

23日

■ 嗚呼、ドーピングは今

  遂に、ロシアの国挙げての薬物違反(ドーピング)に対して、国際陸上競技連盟とスポーツ仲裁裁判所は白日の下で断罪した。如何なる弁解も許さない。ただロシアの国民、とりわけ個々の選手たちが可哀想で仕方がない。
  まず思うこと、驚くべきこと、ロシアのような( また中国のような)共産主義的、全体主義的な大国は本当に何処までこれらの違法に平然とおられるのだろうか。「法の支配」、「法治主義」こそがこの近代社会に生きるものの最高の規範でなければならないのだが。

  ところでドーピング問題について、私はその昔、国際組織「反ドーピング国際協議会」の日本政府代表を務めていました。10年以上前、「文部科学副大臣」の時、当て職として常にその任に当たるのですが、もちろん当時はのんびりした時代で、ドーピングも世界中健全に運営されていました。丁度東京で行われた総会はただ友好的で和やかな雰囲気だったことを思い出します。時代は遠く過ぎ、今の荒びに荒んだ国際環境は一体何だろうか、来月にはオリンピック本番が始まる、ただひたすら選手たちが可哀想でなりません。

   ( 写真の盾は総会の記念品で、総会議長は「イラン副大統領」と銘打ってある。)