■ 消費税増税は延期か、しからば「同時選挙」か

  消費税増税2%は来年4月に施行されるが延期されるのでは、その場合安倍首相は解散総選挙を打つのではないか、とする観測が急激に強まってきた。安倍首相の下で行われる「 世界金融経済分析会合」でノーベル賞だかの米国の経済学者が、今の経済環境では増税はせずむしろ積極的に財政出動すべきと明言した。日本経済は今構造的にはアベノミクスが効いて生産も雇用も家計もデフレから概ね脱却したといわれているが、しかし短期的には中国経済、原油価格、EU経済などで減速局面に入っている。その学者は日本のためにも世界経済のためにも今は増税すべき時期でないと言った模様。
  増税は誰でも嫌であって、国としても最も悩ましいところであるが、慎重派の外国人学者をいきなり呼んで慎重論を聞くとしたところなど、安倍首相を含めて政府は公然と増税延期に傾いているということ。しからば「4月の増税は延期する」ということで衆議院解散を打つという政局に直結、いよいよ参議院との同時選挙が現実化する。年初頃は世の中もまさかと思っていたが、今は7月の衆参同時選挙は「ほぼ確定」というのが私の認識でもある。ただ野党はアベノミクスはやっぱり失敗であってそれを政府与党自ら認めた、と一斉に攻撃するであろうことは必至。