■ キッコーマン名誉会長

  キッコーマン醤油の「茂木友三郎」名誉会長を表敬訪問しました。同社の最高責任者であって、財界の大御所。これには多少、背景を説明する必要があります。
  古い話、1972、3年ごろ、キッコーマン社は米国ミシガン州に国外初めての醤油生産工場を作りました。 日本の醤油が未だ外では殆ど知られてなかった時代。私はその頃、ボストン・タフツ大学大学院に留学していました。その学校の指導教官から指示されたので、私はアメリカ人の友人ブルース・ストロナック君と二人でそのミシガン工場に出向き、1週間ほど泊まり込んで調査研究に臨みました。人種も言葉も文化も違うアメリカ社会で、日本の立地企業がどう生きていくのか、というのがその研究テーマでした。終えると学校に戻り研究報告をしたり論文を書いたりしたと思います。
  それから 随分と年月が流れて、つい4年ほど前、日本経済新聞の終面「私の履歴書」欄に茂木友三郎氏が執筆されていた。その中にあのミシガン工場の進出の話、初めてのアメリカ進出が如何に大変で、如何に苦労したか...を綿々と綴られていた。その草創期にこそ我々があの調査訪問をしたことになる。そのことで茂木氏と連絡を取ると、一度是非会いましょうということになった。それが今日遂に実現したということです。表敬は1時間弱でしたが、話は昔に及び大いに弾みました。
  なおブルース・ストロナック( Bruce Stronach)君とは親友として長い付き合いとなりました。彼はすっかり日本と縁が深くなり、「横浜市立大学学長」を経て今は東京で「米テンプル大学日本校学長」を務めています。