■ 慰安婦問題「日韓合意」について

  慰安婦問題は昨年12月の「日韓合意」によって政府間また外交的には収まったことになっている。核、ミサイルの北朝鮮問題でも日韓の外交、安全保障関係は米国を入れて顕著に改善した。ただこの慰安婦問題は歴史認識と民族意識に複雑かつ深くに関わる問題であって、「合意」というひとつの政治決断で全てが解決したものではない。むしろ今回の外交手順や今後起こり得る懸念などで国民の批判や不満が鬱屈、沈積した面もある。韓国でもそうらしいが、日本でもあの合意を否定する人々は少なくない。日本大使館前の慰安婦像一体すら、今のところ撤去する約束が果たされる見通しはない。
  議員会館講堂で大規模な勉強会、実際は激しい抗議集会が開かれた。強く出席を依頼されたので私も敢えて出席した。更に覚悟の上、思うことを率直に発言した。自民党の与党議員であって政府方針に徹底反することはできないとまず断った。更にはこの合意が外交安全保障へ積極的に貢献し始めていること、然し決して手放しで喜ぶべきではないこと、この問題が吉田清治や朝日新聞の欺瞞から出発しそのために日本の歴史と民族が汚名に包まれたこと、国際社会でもその恥辱が増幅されて国益を損なう所まで来ていること、国民の名誉と尊厳を回復するためには情報発信などで新たな運動を展開する必要があること、などが私の論旨である。
  出席者や会議全体は非常に厳しい批判が大勢であった。与党議員は他に誰も居なかったが、私はここは政治家の役割であると思いました。