■ 戻せ、北方領土。ロシアの議員と懇談

  モスクワには昨深夜に到着、今朝も早くから朝食会。相手は議員のスリベンチュク氏、対日ロシア議員連盟会長で昨年私の訪ロの時にも会見した。彼は私の問いかけに対して次のようにコメントした。「クリミヤにつき日本が承認してくれれば、北方領土はすぐに日本に戻ってくる。北方領土にメドページェフ首相ら閣僚が訪問して示威行動をしているのは、日本の経済制裁に対抗する意思表示であり、経済制裁は早く撤去して欲しい。領土問題の解決にはお互いの立場に立った判断が必要で、プーチン大統領は柔道用語の「引き分け」と言っている・・・」
  実は昨年7月にもスリベンチュク氏と会ったが、彼は概ね同じことを言っていた。私はその旨ロシア大使、岸田外務大臣、菅官房長官にも報告したが、中身が余り唐突なのでまともな案とは考えられなかった。しかし今回も同じ発言をするにはそれなりの根拠があるのかもしれない。もちろん日本としては米欧との関係もあり直ちに乗るわけにもいかないだろう。ただフランス辺りがクリミヤ承認に突出するとの憶測もある。これからは安倍首相の肚( はら)一つにかかっているが、私が当事者なら、(北方領土が必ず返還されるという)完璧なウラをとった上で敢行するかもしれない。