■ 大相撲、横綱鶴竜と日本人

  大相撲秋場所は横綱鶴竜が優勝、この9年間だか日本人は一度も優勝していない。私はこの大相撲で国籍に拘るほど野暮でない、力士の国籍を言えば最早この国技自体が成り立たないのだ。
14日目、鶴竜と大関稀勢の里との対戦、鶴竜が立ち合いひどい変化わざ( 一種の奇襲 )で稀勢の里を圧倒した。しかしこの動きは横綱には相応しくないとして悪評芬々、余りに酷かったと大いに叩かれた 、私もそう思った。
  一夜明けての記者会見で鶴竜は正直に話した。肩の痛みで真っ直ぐには受け切れなかった。如何なる非難も受けるつもりだが、しかし絶対に勝ちたかった・・・・

  横綱には横綱の品性がある、それを賭しても尚勝負への執念。地味に実直に本心を吐露する横綱鶴竜には、責めること以上に本物の人間、「風格」をすら覚えたものだ。稀勢の里にいや日本人力士に、鶴竜の命懸けの万分の一でも学ぶべきだと思った。