■ 東京オリンピック、ロゴマーク問題

  東京オリンピックも余りついてない。国立競技場問題に加えて、今度はロゴマークについて横槍が入った。正式に決めた後、ベルギーの民間施設がそのデザインには著作権だかを取得しており、日本に使用差し止めを求めてきた。これら商標権、意匠権など知的所有権はいざとなると結構扱いが難しい。そもそも似ているかどうか( 類似性 )から始まり、権利化の度合い、国際間の紛争は一層複雑となる。デザインの分野では特にその評価に主観や趣向が入り易い。
  さて本件、所詮ベルギー企業との民事解決しかあり得ない。建前は別として相手はただ騒げばいいのであって、失うものは一切ない。一方、日本にとってはその信用失墜は計りしれない。利害の非対称性は著しいが、結局は当事者同士が、場合には(両国の)国が入ってでも、民事的解決をつけるしかない。また妙な裏取引はそれ自体大きな批判に晒される。
本件は早晩折り合いはつくと思うが、この東京オリンピック、国民全体浮かれてきたきらいがあり、さらなる問題が発生すると政権運営にも影響してくる。ここいらで手綱をぐっと引き締めなければならない。