■ 試写会『日本のいちばん長い日』と阿南陸相

  映画議員連盟主催の上記映画の試写会で。太平洋戦争末期、1945年7月、日本は連合国からポツダム宣言の受諾を迫られていた。降伏か本土決戦か。連日閣議が開かれ、議論は紛糾、降伏勧告を「黙殺する」と発言した日本に、アメリカは原子爆弾を落として何十万もの犠牲者を出した。8月14日に御前会議が開かれ、天皇陛下の御聖断、ついに閣議は降伏を決定。だが降伏に反対する陸軍の若手将校たちはクーデターを企て、とりわけ終戦を宣言する天皇陛下の玉音放送を阻止せんとする。翌15日は、未明から正午まで、叛乱軍が皇居と首相官邸を舞台に血走る1分1秒が「日本でいちばん長い日」として刻まれていく。陸軍大臣阿南惟幾( あなみ これちか)こそ天皇を頂く国体を守り抜き、軍部の主戦論を抑えて敗戦を認めさせ、そのために計略を弄することも排除せず、遂には自刃で以って「万罪を謝した」。
  阿南陸相の子息惟正( これまさ )氏 は四男、偶々私とは極く親しい関わりにある。阿南家を一望出来たことは、終戦時の激動史を学んだことのほか、極めて得難く有意義なものであった。役所広司が阿南役で好演、半藤一利原作、本木雅弘が昭和天皇役、8月に封切られる。