■ 維新党の代表に松野氏

  大阪市の住民投票が一夜明け、維新党の党首に松野頼久氏が選ばれた。松野氏は野党議員の中でも特によく知っている仲である。10年近く前、議院運営委員会の与野党筆頭理事を務めていた。本会議の設営を含む国会運営の裏方で、1年余殆ど毎日顔を合わせていた。自民党と民主党は激しく競っており、大方主張は真逆で随分と言い争った。しかし最後は与野党、どこかで折り合うのも筆頭理事の仕事、握手して別れたことも、また2、3日口聞かないこともあった。
  その後彼は民主党を離れ橋下氏と行動をともに始める。草分の維新党では自分の選挙も苦労するようになる。お互いだが、痛々しい苦労をしていた。例外に漏れず、かの党も苦難と困難が絶えたことがない。彼は難しい党首たちを抱えながらいつも国会内を汗かき走っていた。
  遂に松野氏は表舞台に躍り出た。「自分は指導者でなく、調整役」、と言っているらしい。今はまず党内混乱をまとめる時だ。立場は違えど心から健闘を祈りたい。