■ 仏様のことば。法話を聴いて

  朝7時からでしたが、都内のホテルで「全日本仏教会」と国会議員との朝食会が行われました。この組織は、広く仏教界の集まりで特定の宗派を超えたものです。会長の加藤精一師(曹洞宗)の法話もあり、日頃の政治談義と離れたお話で大変新鮮な気持ちとなりました。

  師曰く、昔仏様 (釈尊) が農民たちと朝飯を食べられた。農民の一人が汗をかきながら 「私たちは鍬で畑を耕しました。仏様は何もしませんでした。」と問いかけた。すると仏様は「私は、その間人々の心を耕していました。人々が真っ直ぐに生活できるように祈っていました。」と答えられた。
  仏教は6世紀に日本に入ってきました。日本では仏教は、古来の神道と天皇制度と上手に折り合って、融合しながら、それぞれ発展してきました。一方他の宗教は基本的に一神教で、キリスト教もイスラム教もお互い排斥しあう傾向にあります。今日の民族紛争も宗教紛争もそれに関係しており、 そこに平和と安定、平穏を取り戻すためには日本の仏教の持つ多神教的融和性が大事な役割を果たせるかも知れません。