■ あの東京オリンピックから、丁度50年

  今日は10月10日。昭和39年の東京オリンピックから丁度半世紀、50年。新聞、テレビでは専ら思い出番組が続く。    私は大学に入った年、募集に応募して学生スタッフ(アルバイト)となり、壮大な運営本部の裏方事務に従事した。思い出は何と言っても開会式。私は国立競技場の中にいた。選手が入場し整列した頃、聖火ランナーが入って来た。長い長い階段を遠くランナーは懸命に走り登った。正面に立って誇らしげに火を飾し、一礼し、そして遂に火が灯った。真っ青に澄んだ秋空に、いきなり飛行機が5機飛んで来た。首が痛いくらいの頭上に大きな大きな真っ白の輪を5つ作り、別の彼方に飛び去った。
  日本武道館では柔道種目。無差別級神永選手がオランダのヘーシンク選手に抑え込まれたのは、まさに目の真ん前であった。悔し涙がしばし止まらなかった。重量級猪熊選手は見事に金メダルに輝いた。
「このオリンピックは歴史の彼方に去って行き、さあ新しいオリンピックが近づいてくる」と新聞は書いていた。とっくにセピア色にあるのだが、昭和39年はこれで永遠に消えていくのだろうか。
  さあ、2020年のオリンピックがやって来る。