■ 国士舘大学と柴田徳次郎先生

  国士舘大学は3年後、2017年に創立100周年を迎えるという。私はこの学校に多少の縁があり、それ故に強い親近感を抱いています。国士舘は、少し無骨い、少し乱暴な学校というイメージも過去にはあったのですが、現在は入るのも難しい優良大学との評価が定着しています。私の事務所スタッフには国士舘卒業生がいつも何人かいて、その友人らもたくさん出入りしています。選挙の時には毎度、その人々が力強い応援団となってきた。いずれも武道家が多くこれも私と馬が合う。
  そして極め付き、実は国士舘大学の創立者、「柴田徳次郎」先生は私の選挙区、福岡県那珂川町の生まれ育ちで、その地元には先生の顕彰碑も建っています。私が国士舘を身近に感ずる最も大きな理由かもしれません。
  国士舘では「知徳体」、即ち知育、徳育、体育という全人教育が行われています。柴田徳次郎先生の教育理念から来ており、とりわけ体育には「武道」の教育を高く掲げられた。武道を通じて心身ともに逞しい人材を育て、それが国家社会への貢献となる、正に「国士」を育てる、これが国士舘の建学の精神となった。国士舘は伝統的に武道、体育においていつも全国で高いレベルを維持し幾多の一流選手を輩出してきた。オリンピックを含む国際競技でも多くのメダルを確保してきた。
  先週韓国仁川のアジア大会に行ってきたが、招待元の韓国レスリング協会の主たる役員は大方国士舘に留学したか、稽古に通った人々。日本のレスリング関係者もまた国士舘OBがキラ星の如く集う。その層は厚くて広く、また互いの絆は堅い。今ここに創立100年の伝統と柴田徳次郎イズムの集大成を見る思いでもある。
  福岡県は九州7県でもとりわけ豊かな「雄県」と自負している。大分県から慶応義塾の福沢諭吉、佐賀県からは早稲田の大隈重信、いずれも大教育者が出ているとしたら、両県の狭間にある我が福岡県にも国士舘大学の柴田徳次郎がいる、と同じく胸が張れるではないか。