■ 北朝鮮、また約束破棄

  北朝鮮は拉致被害者の消息について調査報告するとする約束を反故にした。今年6月に日朝間で基本合意をしたのを受けて、北朝鮮は7月、国内の本格的調査を開始した。わが国はその意欲と誠意を見て、制裁措置を一部、解除した。9月には報告が上がってくるはずだった。
  私は、この国は信用出来ない、制裁解除は早すぎると発言したが、首相官邸の思惑だから根拠はあるに違いないと自分を納得させた。そして、わが国はやっぱり騙された。
  7月10日のブログにも書いたが、私は1999年( 平成13年 )11月のいわゆる「村山元首相ミッション」で北朝鮮との交渉団に加わった。大交渉の末、お互い国内で拉致被害者を調査し報告するという取決めをした。しかし、あの絶対的専制国家が今更国内の何を調査するというのか。案の定日本はそれ以来何度も「調査する」という約束に煮え湯を飲まされてきた。この6月基本合意も然り、ましてや制裁措置を一方的に解除するなどもってのほかだった。この国は性根が腐っている、圧力を掛け続けるしかない。決して口約束を信じてはならない、と私は改めて思っている。