■ どうした、朝日新聞

  朝日新聞が苦境にある。慰安婦問題の虚偽報道を自ら認めたのは少し良かったが、ただ他人事のような表現で、真から謝罪、反省をしていない点で新たな批判も出てきた。
  折しも評論家池上彰氏の案件にはもっと驚く。池上氏が慰安婦問題を率直に反省しろと原稿に書くと朝日はその記事の掲載を拒否した。池上氏が当然抗議すると、あろうことか朝日は一転謝って連載コラムを続けてくれと乞い願った。大新聞どころかおよそジャーナリズムの一片の誇りさえ捨てたということ。「改めるに憚る事勿れ」(誤りに気付いたら率直に認めて撤回した方が良い。) という伝もあるが、あの「大」朝日が今回のように素直に振る舞うと拍子が抜け、いささか戸惑いさえ覚える。どこか体でも悪いのではないか、というあの感覚。
  朝日新聞についてはもはや説明の要もあるまい。日本の代表的新聞の一つで国民に与える影響力は比類なく大きい。しかし戦後のいつの頃か、甚だしく左傾してきた。今や朝日といえば反日、反米、某左翼政党の機関紙とも目されるようになった。国賊とさえ呼ぶ人もいる。朝日自らはむしろそのことを誇っているよ...うな。何も左翼思想が悪いというのではない、右傾化しがちな戦後の保守政治に対して社会の木鐸(ぼくたく=監視役)として果たした機能は決して小さくない。ただ報道の則を越えて、ひたすら日本の歴史、文化、伝統を率先して自虐し貶める行動は如何なる意味でも許すわけにはいかない。
その朝日の変容ぶりは実に驚きを超える。解体とか廃刊という勇ましい意見もあるが、この際来し方を振り返って、少なくとも国を貶める、売国的な主張だけは断固として止めて欲しい。それは一人も救うことなく、国民の全てを不幸にしているのだから。