■ 舛添都知事の韓国訪問

  舛添要一東京都知事が活発に外交活動を展開している。韓国に行き朴クネ大統領にも会った。一般的には良い事だと思う。ただ舛添氏の満面笑みのお辞儀振りに対して朴大統領の厳しく毅然たる様は、日本人はへりくだり過ぎではないかを思わせる。韓国のテレビはその場面ばかりを放映した。日本人の愛想良さは、時には相手への阿(おもね)り、卑屈さと映る。今回のはもちろん大仕事であったが、むしろマイナスともとられる、私が事前に危惧した点でもある。
  大体、日本人は何故、中国、韓国に会いたい、会いたいと言うのか。首脳会談をやりたい、やりたいと叫ぶ。どれほど日本の指導者、政治家が会いたいと呼びかけ、出掛けて頼み込んでいるか。他方、中国や韓国が一度でも会いたいと言ったことがあるか、一人でも愛想振って頼みに来たか。
会いたいと言えば、頭を下げて頼み込むことになる。頼めば何か譲るか謝ることになる。首脳が会わ...なければ何か不都合があるのか。首脳会談がなければ日本ばかりが困るのか。今の外交が不正常だという、外交は互いの関係であって、何故日本だけが負い目を感ずる。更に本当の原因を言おう、中国とは中国が尖閣諸島に漁船をぶつけてきたこと(2010年9月)、韓国とは李明博大統領(当時)が竹島に乗り込んだこと(2012年8月)が物事の発端、怒るのは日本の側にあり、出発点を忘れてはいけない。
  外交ではペコペコしてはいけない。まして我が国が自虐するのは全くおかしい。首脳会談など会う時期がくれば会えばいい、時期が来なければ会わないだけ、それまで放っておけばいい。頭を下げた方が負けである。今経済も社会も文化も実に平穏に動いており、進んで焦る必要など何もない。