■ ワールド・サッカー終わる。敗者への鎮魂。

  特段のサッカーファンではないが、ワールド杯は楽しかった。極め付きはブラジルだった。絶対の強さをほしいままにして、日本などにとってはまさに幕下と横綱、そのブラジルがドイツに7ー1、最後にオランダに3ー0と負けたのだから、世界中が吃驚した。ブラジル国内では暴動さえ起こったという。少し経つと多くのコメントも出てきた。ネイマールとキャプテン格2人の欠場が響いたとも言われるが、世界最強はそんな柔(やわ)でもないだろう、どこにとっても故障者など当たり前だ。そのドイツ戦を大体見たが、2点取られたくらいから、全く試合になっていなかった。最後のブラジル1点はもはやドイツからのお情けだった。オランダとの3、4位決定戦でもドイツ戦でのショック、精神的ダメージは痕を引いていた
  日本代表が敗退した時、私はここ一番の決定力、危機に脆(もろ)い、精神力を鍛え直さなければ、日本人特有の弱さである、と厳しく責めた。しかしあのブラジルも同じく脆かったと分かったとき、私は日本代表のことが少し愛しく思い出された。
敗者と勝者、勝負では当然についてくる。日本もブラジルも、懸命に闘った。調子のいい時、悪い時、勝つ時もあり、負ける時もある。みんな同じだ、腐らず次を目指せばいい、大きな夢と目標が残っただけ幸せな大会だったと言えるではないか。
嗚呼、たかがサッカー、されどサッカー・・・・