■ 慰安婦問題、検証

  いわゆる慰安婦問題について大きな動きがあった。朝鮮人慰安婦問題については平成5年、河野洋平官房長官( 当時 )の談話で一応の決着が着いたはずであった。しかし、日本の軍部による「強制連行」があったと解されたため、韓国は、昭和40年締結の「日韓基本条約」で戦前の両国間にある全ての債権債務は決済されたに拘らず、 執拗に更なる補償を求めてきた。本来は「河野談話」を撤回乃至修正するのが筋であるが、外交配慮から日本政府はその修正はしないと言ってきた。それに代わるものが今回の「検証」であって、「検証」では河野談話作成の経緯を詳述した上で、「河野談話は日韓両政府の事実上の合作」、「強制連行があったという証拠はなかった」とした。この検証を、河野氏は「正しく書かれている」と反応したが、強制連行がないとなれば韓国の無体な要求や主張は根拠を失う。検証チームの努力に敬意を払うとともに、この検証の今後の役割に期待したい。