■ 国会質問 中国念頭に「軍縮」を提起すべし。孔子、孟子は今何処へ。

  衆議院外務・安全保障委員会の連合審査会が開かれ質疑に立った。国会質問にはいつも緊張する。相手は外務、防衛の両大臣。防衛大臣には先週のシンガポールでのアジア安全保障会議の報告を受けた。最近の中国の軍事的膨張路線はアジア地区に多大な不安と危機感を与えていること、これが中国の軍事予算の急激な拡大と大いに関係があること、然らば元となるその軍事費、軍事予算を抑える努力をすべきである、「軍縮」という概念は最近...聞かれないが、ジュネーブ軍縮会議や国連総会第一委員会などはもっぱら軍事予算、軍縮、安全保障費などを扱っているのでこの場などにしっかり持ち出すべきではないか、安倍内閣の「積極的平和主義」というのは平和は待っていてもやって来ない、目指す平和な国際関係を自ら創り出す努力が必要だ、ということを外務大臣に訴えた。必要なら直接中国相手にその旨伝えることも辞さない、それが最も有効だ。日本人は得てして直面して意見を言うことを憚る傾向にある。しかし事は平和のことであり、安全保障に関すること、勇断を奮って直接に意を伝えることも必要ではないか。
  平成18年4月26日、衆議院外務委員長の私は単独で中国に渡った。小泉内閣で時折しも小泉首相の靖国神社参拝問題が大きな国際問題となっていた。とりわけ中国の非難は激しく、聞くに耐えない罵詈雑言、ヒットラー以上などと言う発言、女性の副首相は小泉首相との会談を無断でドタキャンしたりした。私はこれらの言動は捨て置けないと職務柄責任を感じたので中国訪問を思い立った。中国では3人の高官と会見した。全人代( 国会 )副議長と外交委員長、外交部副部長( 外務省副大臣 )。それぞれ日本への度重なる言動に厳しく抗議して猛省を促した。そしてまず次のことから会談を切り出した。「われわれ日本人は昔から、大人から子供まで、中国の古典、論語や、孟子、老子、孫子などに親しく学び、今も日本人の倫理感、道徳感、礼節や家族関係などは大方これらの中国の古典に支えられている。ところが現在の中国人はなんだ。約束は守らない、強者の立場を振り回す、自己の権利ばかり主張する・・・今中国ではあの孔子や孟子は一体何処に行ったのだ。」なおこの中国行きの労を取ってくれたのは、当時の王毅駐日大使、現在の王毅中国外務大臣であった・・・・
帰国後小泉首相に報告に行ったら帰り際「良く無事で帰って来たな」と労ってくれた。
  何事も目的の実現に向けて努力をすること、これこそが「積極的平和主義」を実践する具体的な中身ではないか。