■ 南シナ海紛争、ベトナムと中国

  南シナ海でベトナムと中国が争っている。ベトナムの排他的経済水域に中国が無断で海底資源開発に着手した。中国の船がベトナム船に衝突したことが発端、今も物理的睨み合いが続いており武力衝突の危険も否定できない。中国は南シナ海のほぼ全域を「九段線」と称して一方的に領有を主張しているが、これは明らかに国際法違反であって、当然にフィリピンなどASEAN諸国とも紛争が絶えない。折しもASEAN首脳会議が開かれており、ここでは中国を非難する共同声明を出した。中国はベトナムとの2国間の問題で、ASEAN(協同組織)の問題ではないと反論している。
  言うまでもない、東シナ海でも尖閣諸島やガス田開発問題などで日本とは係争中で、中国公船による領海侵犯も常態化している。中国のこの種の強硬姿勢には決して屈してはならずそのための自衛体勢には万全を期すが、さらにASEAN諸国や国際社会との連携を深め中国の不法な膨張主義を抑制していかなければならない。