■ 商船三井の失態

      商船三井が失態を演じた。戦前の民事問題について、昭和47年の日中国交回復の際中国は全ての戦時債権は放棄することとした。三井は中国大法院( 最高裁 )で敗訴した形になっていたが、この判決はまず国際法に明確に違反すること、 完全な共産党支配下にある中国の司法判断には断固闘うべきところ、この度三井は大型貨物船が民事差し押さえを食らった。自民党内でこの議論が行われた時、私はいち早く、三井を政府に呼び出し安易な妥協をするなと指示すべし、と意見したばかりであったが遂に間に合わず、三井は一方的に40億円余りを支払った。司法というより中国の不当な政治圧力に屈したものであり、日本の企業は差し押さえれば直ぐに従うという非常に悪しき先例を作った。これは類似の訴訟を誘発する恐れとなり、その動きもすでに出始めた。
  企業には企業の論理はある、しかし三井とて日本の直面する複雑な国際関係がわからぬはずはなかった。これが引き起こすだろう影響は限りなく大きい。

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コメント: 1
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    筑紫野市の有権者 (金曜日, 02 5月 2014 09:07)

    司法が政治の言いなり。権力分立、司法の独立さえ確立されていない政治的後進国。かの国は遅かれ早かれ旧ソ連のような運命をたどるでしょう。