■ プーチン・ロシアを非難すべし

 遂にプーチンの本性を見る思いだ。この近代社会で本当にここまでやるのか、というのが世の中の率直な驚きであろう。しかしロシアは平然と法(のり)を越え、国際法や正義や常識などをいとも容易く捨て去った。「21世紀に19世紀を持ち込んだ」と評した報道があったが、まさに力、軍事力だけで外交を決することとした。ロシアにとってもポーランド侵攻、アフガン侵攻など手痛い経験をいくつも踏んできただろうに、何より共産主義から脱して近代民主主義国家として認められたばっかりだったろうに。あの平和の祭典オリンピックを立派に終え、同じソチで人類愛と地球愛の祭典パラリンピックを始めようとするその時に、全く無辜なクリミヤ半島を軍事制圧した。その神経たるや、半端な怖ろしさではない。思うにプーチン大統領の個人的資質による。余りにも怜悧なその感情と管理力で今この国はほぼ完全に支配されているが、国家とはいえ最終決断は最後はその指導者の個人的資質にこそよっていることを示している。
 ロシアの暴走は止められるか。EUかアメリカか国連安保理か、寄ってたかっても無理かもしれない。中国がどうちょっかい出してくるか。
 日本は、北方領土など固有の問題は抱えるが、ここは米国らと十分連携しつつロシアとプーチンの違法性、不法性を毅然と非難することが正しい。