■ 舛添要一氏のこと

 東京都知事選挙も中盤に入ってきた。「舛添要一候補」も頑張っている。戦況決して予断は許さない。
 舛添氏は元々自民党の参議院議員で、能力は非常に高く厚生労働大臣を立派に務めた。私とも親しく選挙応援にも駆けつけてくれた。平成22年2月、自民党は野党に落ちていた時、何を思ったか彼は自民党を離党した。これは大顰蹙(ひんしゅく)をくらった、自民党の一番辛い時に逃げ出したのだから。程なく自民党は党勢を回復したが、自民党を足蹴にした彼には最早何の出番もなかった。24年12月、自民党は政権に復帰した。翌25年7月、参議院選挙があったが、彼には最早立候補する余力さえなかった。
 そして今年、26年1月、降って湧いた都知事選挙に舛添氏は忽然として呼び出された。彼の能力、人格の然らしむるところではあるが、本当に一寸先は闇、人の運命の不可思議さを併せて感じ入る。この3年余り、彼は真に苦節の中にいた。風雪に耐えた逞しさを、今テレビの中の彼に見る。彼は一回り大きくなった政治家として都知事を務めてくれるに違いない。
もちろんそのためには、断固として激戦を勝ち抜かなければならないのだ。