■ 都知事辞職

 猪瀬直樹東京都知事が辞職した。事件が顕在化してから半月あまり、やり取りから見てとても持つまいと思っていた。都政の混乱、オリンピックの諸準備など、辞めるタイミングは遅きに失したとも。記者会見を聞いていて、指導者の責任の重さを感じた。政治家としてはプロでなかった、アマチュアだった、政策では自信があったが、という下りがあった 。政治家というものは政策を通じて国家国民に奉仕するのだが、政策を遂行するにはまず己れが政治家(議員や知事)であり続けなければならない。選挙で勝ち抜き、お金や様々の誘惑や非難に耐えて行くこと、この面で彼は本職作家であって、請われて副知事になり、あっという間に知事になった。オリンピック誘致という最大の「政策」は残したが、選挙時の資金管理などの「政務」にはとんと無関心だった。
その上、東電病院売却問題で贈収賄の嫌疑があるという。これは結構深刻になる。猪瀬氏は今まで威張り過ぎた。反発する勢力も多かった。
ともあれ、都知事選挙が始まる。