■ 日本シリーズ 楽天優勝

 今年の日本シリーズは本当に面白く、何度も手に汗握った。「事実は小説より奇なり」というが、交互に勝ち負けし7戦までもつれ込んだ。これだけの筋書きは作って出来るものではない。楽天の田中投手は負けたことで連勝の偉業は却って光を増した。田中、7戦目最後の登板、それも1打同点まで追い込まれての奪三振だったから、実際の結果は星野監督が演出で狙ったことを遥かに超えていた。このシリーズ、新星楽天と常勝巨人という組み合わせの妙が特に関心を呼んだ。被災地東北の復興の祈りを込めて多くの国民はあるいは楽天についたか、ヒール役になった原巨人が死力を尽くしたこともシリーズを盛り上げた。最中往年の川上監督が亡くなった事なども想い出深いものにした。
 たかが野球、されど野球というのが、精々私のプロ野球観だが、オリンピックを待つまでもなくスポーツや芸術や社会事象が国民生活や国の方向へ与える影響がいかに大きいか改めて気づいたところです。