■ 黒人少年、射殺事件

 アメリカのフロリダ州で裁判所が陪審評決を出し、黒人の少年を警察官(白人)が深夜の取締中に射殺したがそれは業務上の正当防衛に当たるとした。すると人種差別判断だとして人権擁護の抗議運動が全国に展開し始めた。一方、多くの国民は評決を支持し、また少年の両親もオバマ大統領も冷静にして欲しいと声明を出した。

 私は評決の是非を問う立場にない、ただその評決が中立的な陪審員が出したものである限り、むしろ情緒的には有罪も予測されたがそれを押して無罪を決めたことは評価に値する。この国に今や人種問題があるかどうかはわからないが、少なくとも法治国家としての成熟度(手続きの公正さが維持されればそれに従う、)については改めて敬意を表したい。(アメリカでは事前に陪審員に事実認定を評決させるが、その後正式な裁判に入ることもある。検察、弁護の選択による。)