■ EXILEとATSUSHI ;天から降りてきた歌

 ポップ・ミュージックなど唄ったこともないし、聞いてもよくわからない。私は、ど演歌しか知らない古い人間ですが、たまたま本屋で手にした『天音』(あまおと)という本を読みました。EXILEATSUSHIが書いたもの。EXILEとは大変な人気らしい、アツシ(佐藤篤志)の名も本当に有名らしい。何万、何十万を毎晩でも集めて演奏をする、あの喧騒の中で若い群衆たちは酔い痴れる、興奮の坩堝に閉じこもる・・。アツシは懸命に唄う、世に夢を配り、実らぬ恋でも諦めず、挫ける若者に勇気を与え、病にも打ち勝ち、結局は愛こそが人をつなぐ・・・と彼は唄う。唄うことは天が彼に与えた試練であり責務なのだ、彼は天の思し召しのまま声に出しているに過ぎないのだと。

 ヴォーカルの頂点を唄い続けるアツシは、では、自然に生まれ出てきたのか。子供の頃にはピアノを習っていた。中学で音楽に目覚めた。高校ではプロになることを夢見始めた、勉強もせず音楽漬けの生活を送った。卒業すれば音楽の専門学校を選んで、音楽以外の道は断ち切った。寝ても覚めても音楽のことばかり。専門学校を出ても、しかし歌うチャンスはどこにもない、食う道はフリーターでしかない。遂にテレビ番組「ASAYAN」のヴォーカル募集があった、なんと2万人が応募して、うち7000人がオーデイションに駆けつけた。歌は20秒で終わった。合格者は30人で、アツシはその中にいた。審査は2次、3次と数か月かかり、5名に入ったがそこでも落ちた。(上位2人はその後「CHEMISTRY」となった。)その年末、専門学校の学内コンテストでは一番人気があったのに、結局賞は下級生に持って行かれた。「・・・母親が応援にいて、私にはアッ君が一番良かったよと言ってくれて、涙が止まらなかった。真剣に止めることを考えた。・・・」

 その頃、一本の電話がかかった。新進の音楽プロデューサー・ヒロ(五十嵐広行)さんからのもの。これがEXILEの始まりであり、正真正銘、ATSUSHI のデビューということになる・・・アツシにしてこの苦労。この苦労を通して彼は神と接触した。彼は自分の天命を知り、天の命を受けてひたすら「人の心を癒し、元気にするような、希望に満ち溢れ、愛や希望を感じる歌を、歌い続けることこそ、僕の役割であり、僕の生きている意味だ」。彼は多分、それを「天音」(あまおと)と呼んだのだろう。 

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コメント: 3
  • #1

    化烏嵐朋 (土曜日, 29 6月 2013 00:18)

    てめえのおやじの時にさんざんくさ施してやったにも関わらず、伊藤博文総理大臣閣下を虐殺した朝鮮人を中国の敷地に英雄碑の建立をお願いしますだと。最高だ、アベは日本随一の親韓派議員と左派から言われてるみたいだが利用価値がなくなったらさっさと別の勢力になびいてゆく。これが朝鮮だ、日韓トンネル????、女学生のお花畑だったね、左翼的ウブさは原田さんみたいなジイさんでもあったんだネ、キモチワリィけど。国益損ねてゴクローさん

  • #2

    とんぼ (火曜日, 02 7月 2013 15:15)

    記事には無関係ですが。
    参院選も間近になって来ました。

    ところでワタミの会長の渡邊。
    エスタブリッシュメントにはあんが気に入られているようですが、とにかく評判悪いですよ。
    あのコムスンの折口と似た匂いを感じます。いわゆる人のためより儲けを優先するタイプ。ああいう人物ほどかっこいい哲学を語りたがるもんです。立派能書きを垂れるのは得意ですが、従業員は使い捨て。私の息子もそういう企業に勤務し、うつ病を発症しました。昔の立派な経営者達とは違い、今の若手経営者には、会社も経営者も社員も、ともに成長する、という発想はあまり有りません。とにかく彼を比例候補者にたてるのは一刻も早く中止したが良い。自民党員のイメージダウンになるだけです。(楽天の三木谷重用もイメージダウンさせてますが。)私は彼を立てるのであれば、申し訳ないが比例は別の党に投票します。

  • #3

    ALAN (土曜日, 18 1月 2014 23:34)

    ATSUSHIさんが書いた小説すごく奥が深くて、感動しました。