■ 原発、インド市場加熱

 今インドのシン首相が来ている。イメージは地味だが、この国は言うまでもなく極めて重要、人口12億を擁し、経済発展も本格的にはこれから。インドは急増する電力需要に向けて徹底した原発導入を目指している。今後20年間にアジア全体(ロシアを含み)で原発は100基以上建つ見込みだが、そのうちインドは30基を下らない。日本も安倍首相や経済界が懸命になるのも当然。米仏など先進国、中韓ロなどの採算を度外視した売り込みには後れをとっている。核の平和利用を標榜する日本の高度技術が評価されてもいるが、綺麗事だけでは済まないのが現実。
 インドは政治外交でも極めて重要、中国の政治的、軍事的膨張を抑えるため日米が抱く「対中包囲網」の最大のパートナー、今回の首相訪日もそれを確認しあった。ただインドは国境沿いで軍事的には大きく劣勢にあるらしく中国との対立は避けたいのが本音、「インドは全方位外交」という新聞の見出しはそれを意味する。