■ 政局、自民党一強

 参議院選挙を前にして政局が一本調子となってきた。内閣支持率が70%、自民党支持率が50%、対する野党は日本維新会の橋下氏の「慰安婦」発言で完全に失速、みんなの党との選挙協力は破綻、ついでに民主党は相変わらず。株価も1万5400円と空前の勢いで、円安もドル100円強ということで、今や安倍内閣に弱点は見当たらない。外交安保は北朝鮮に飯島氏が行ったことも明るい兆しを感じさせる。今後憲法改正議論をどう組み込んでいくか。この政局では参議院選挙に向けての緊張感が急速に薄れつつある。自民党としては極めて恵まれた雰囲気で、私もかつて経験したことがない。好事魔多し、ということばがあるが、こんな時こそ慎重を期すことで、一瞬の気の緩みが事態を逆転する。党内では「気を引き締めよう」という挨拶が飛び交う。

 政治には健全な野党の存在が必要であって、それ故に与党も政権運営を慎重かつ自制する。2大政党が育たず、政権が極端に行ったり来たりするのは選挙制度の問題ではなく国民の側の正しく賢い候補者選択(選挙)にも係っている。