■ 尖閣、日本領を「中国が認めていた」事実

   尖閣問題が膠着したまま、相変わらず中国は軍艦まがいで日本領海を冒している。本当に尖閣諸島に領有権議論があるのか。我が国は総理大臣から外務大臣まで一貫して「歴史的に固有の領土」と揺るがない。が、中国だって実は同じことを言いそれを主張の根拠としているようだ。

 非常に大事な事、それを日本は言い忘れている。日本領有という事を「中国自身が認めていた、しかも80年近くも」という事実である。1895年日本はこの島の領有を宣言して国際的にも正式に認められた。中国、台湾は実に1969年になって初めてその領有を主張し始めた。その間、75年もの間、中国、台湾の地図や学校の教科書には厳然と「日本領」の記述、表記があり、中国の「人民日報」にもその旨明確な記述がある。彼らは二義なく日本の領土と認めていた。ところがその後何かの理由で(それは海洋資源や軍事的理由などだろうか)急に前言を翻えそうとした。そんな馬鹿な言い草が認められるはずはない。エストッペル(禁反言)とか「擬制自白」などという法律概念があるが、一旦認めたものを時が経って覆す、言い直すことは出来ないということで、これは余りに常識とも合致するし、また堂々たる近代国家がそんな稚気にも似た間違いをするはずもない。このことを私は先日の外務委員会で外務大臣に訴え、かつそう発言するよう主張した。中国は昨年9月国連総会で、日本がこの島を「盗んだ」とさえ公言した。80年間、中国こそが日本領であることを「認めていた」という明白な歴史的事実を強調することで、国際社会はいまだ「法と正義」が支配するのだということを訴えるべきである。