■ 安倍首相演説と貝原益軒

 安倍首相の施政方針演説はなかなか良かった。政治、経済、外交、防衛、福祉・・・・いずれも大変力強かった。首相は今や支持率も高く、自信に満ちている。演説の最後は貝原益軒の故事で締め括った。貝原益軒は牡丹の花を大事に育てていた。ある時家の若者が誤って鉢を落として駄目にしてしまった。怒られることを覚悟したところ、益軒は「自分が牡丹を育てるのは怒るためではない、楽しむためである。」と言って若者を許した。安倍首相は続けて議員全員に語りかける。「議員諸君、皆様は何のために議員になったのか。国家国民に役立つために議員になったのであって、決して党利党略、内紛のために議員になったのではない。」今度の安倍首相は6年前の安倍首相と本当に違ってきたと思った。
 貝原益軒(1670~1714)は江戸時代の儒学者で日本史上最高の生物学者。
 筑前国黒田藩(福岡県福岡市)の出身。