~選挙権年齢の引き下げについて~

 

Q 

 

  選挙年齢が引き下げになるそうですが,高校三年生になったら,選挙に参加できるのでしょうか?

 

-------------------------------------------------------------------------------------------

 

A

  公職選挙法が改正され,18歳以上20歳未満の人にも選挙権が認められることになります。したがって,高校三年生になっても,満18歳にならないと選挙権は認められません。これは,自動車運転免許を取得するときに満18歳にならないと取得できないことと同じです。

 

  では,満18歳になるのはいつでしょうか。

  「年齢計算ニ関スル法律」では,①年齢ハ出生ノ日ヨリ之ヲ起算ス②民法第143条ノ規定ハ年齢ノ計算ニ之ヲ準用ス,と規定されています。

 

  これによると,出生の日から1年間の期間を満了した時に年齢が加算されることになります。たとえば,1月1日生まれの人は,12月31日が満了した時に1歳年齢が加算されます。12月31日が満了するときとは,午後12時(24時)です。1月1日午前0時ではないので注意が必要です。

 

国民は,出生日から18年後の誕生日の前日に年齢が加算されて18歳となり,選挙権を付与されることになります。満18歳に達した日が選挙権取得日となるので,誕生日の前日午前0時以降の1日間が選挙権取得日に該当することになります。

 

つまり,9月1日生まれの人は,18歳の誕生日の前日の8月31日に選挙があれば,その選挙に参加することが可能です。

 

法律の施行日は平成28年6月19日となっており,来年の参議院議員選挙で適用される予定です。

 

年齢に関する同様の事案としては,小学校への入学の事案があります。

 

小学校に入学できるのは,学校教育法により,満6歳になった次の日以降となります。そして,小学校が開始されるのは4月1日です。

 

4月1日生まれの人は,満6歳になるのが3月31日なので,6歳の誕生日が満6歳になった次の日以降の小学校開始日であり,同日から小学校に入学できますが,4月2日生まれの人は満6歳になるのが4月1日なので,翌年の4月1日に始まる学年から小学校に入学することができます。


したがって,4月2日生まれの人は,4月1日生まれの人の1つ下の学年になるのです。 

                                以 上