B型肝炎給付金について

 

  

 B型肝炎は、B型肝炎ウイルスが血液や体液を介して感染することによって発症する肝臓の病気です。

 感染したとしても、一過性で終わること(一過性感染)もありますが、年齢や健康状態によっては生涯にわたり感染が持続する場合(持続感染)もあります。

 

 

 B型肝炎給付金は、幼少期(満7歳になるまで)に受けた集団予防接種等(予防接種又はツベルクリン反応検査)において、注射器(注射針又は注射筒)が連続使用されたことによりB型肝炎ウイルスに持続感染した方及びその方から母子感染した方(これらの方々の相続人を含みます)に対して、法律(特定B型肝炎ウイルス感染者給付金等の支給に関する特別措置法)に基づき、国から支給されるものです。

 

 その金額は、病態に応じて、50万円~3600万円となります。

 

 

 もっとも、B型肝炎ウイルスの感染経路は様々な原因が考えられることから、給付金の支給を受けるためには、国を相手として国家賠償請求訴訟の提起又は調停の申立て等をし、裁判所の仲介のもとでの和解協議において、B型肝炎に感染した原因が幼少期に受けた集団予防接種等における注射器の連続使用にあることを確認する必要があります。

 

 

 そのため、救済を求める方は、訴訟を提起する事前準備として、給付金の支給要件を満たしていることを証明するための資料を収集しなければなりません。

 

 

 これら和解の仕組みや訴訟のための必要書類等に関しては、厚生労働省のホームページ上に「B型肝炎訴訟の手引き」として公開されていますが、裁判上の手続きが必要になることから、一度弁護士に相談されることをおすすめします(なお、弁護士に依頼したことにより弁護士報酬を支払うべき場合、給付金額の4%に相当する額が訴訟手当金として支給されます)。